インディゴの親子関係
インディゴは、自ら試練の大きい家庭を選んで生まれてくる場合が多いと言います。
それが本当か嘘かは置いておいて、エルダーの両親から生まれてこれば、問題も大きいのは当然です。
それは、インディゴ側だけでなく、両親も大変な苦労をされるはずです。
『何でうちの子だけ、、?』
と、両親のほうが困惑するパターンが多いでしょう。
私の場合も同じ。
比較的田舎の保守的など真ん中のエルダーの両親から生まれてきたものですから、両親から見れば、宇宙人のように映っていたかも知れません。
田舎に生まれてくると、もう本当に意味不明な概念ばかりに直面するのがインディゴ。
伝統、風習、儀式、文化など、自分が納得できなければ見向きもしないインディゴ。
個人ではなく、もろに集団主義、全体主義の支配下の中で生活していくのは、本当に試練すのものです。
両親からすれば、自分の子が他とは違って、上手くその空気感に馴染めないことに強い悩みを感じるでしょう。
一方で、インディゴもその中で上手くやれないことにひどく困惑します。
馴染みたいのに、馴染めない、、
いや、馴染みたくない、、
こうした葛藤が生まれてきます。
さて、私も納得できないことばかりを押し付けられてきた一人。
『やれ!』と言われても納得できない、すぐにやめてしまう。
思春期にもなればそれが大爆発します。(別に不良ではありませんでした)
大反抗期です。
将来のため、あなたのためではなく、自分で決めることができないことに最も怒りを感じていたにかも知れません。
特に田舎の家庭だとよくある話なんですが、親は子を自分の分身や所有物のように扱う場合が多いと思います。
別に田舎に限りませんが、自分たちの言う事を聞くのが当たり前、自分たちと同じように生きるのが当然、同じような人生をたどるべきのように扱います。
それはエルダーにとっては、愛情のひとつでしょうが、インディゴにとっては真逆。
個人としての尊厳を無視し、思い通りしようということは大問題なわけです。
エルダーから生まれてくるインディゴという親子関係では、このふたつの摩擦が一番の問題でしょう。
子=私有物=思い通りになるもの
これがインディゴが最も嫌う扱われ方である。
自分の子だからこうに決まってるし、俺と同じような人生になるのは当然などと思うのは大間違いです。
インディゴの子を持つ両親は、自分の子であろうが個人の尊厳を無視せず、一人の個性として認め、意思を尊重しなければなりません。
無知がゆえにこれを知らず、画一的な概念ばかりを教え込もうとしても、無駄だしむしろ悪循環です。
○○しなければいけない!というのなら、その根拠もきちんと説明し、納得させなければいけないのです。
一番やってはいけないのが、
『皆もちゃんとやってるでしょ!』
『自分だけ何でやらないの!』
という言い方です。
これでは何の説明になっていませんし、納得するはずがありません。
インディゴにとって必要なのは、単に決められたルールよりもそれを守る理由と根拠です。
もちろん、インディゴであろうが、生きるためには最低限の社会性は身につけないといけませんので、そういうことを教えるためにはちゃんと理由や根拠を説明して、納得させる必要があります。
公共の場で平気で他人に迷惑をかけないような最低限の社会性です。
これはちゃんと説明できるはずですよね。
ただ、人生ばかりは本人に決めさせるべきです。
『この子は将来医者にする!』
『一流大学に出て一流企業に勤めさせる!』
このように子供の意思に関係なく、勝手に子供の将来を決めて、勝手にそのように育てようなどと愚の骨頂。
インディゴはそのようなことを愛情だとは受け取りません。
エルダーなりの愛情ではあるでしょうが、何度も言いますが、子は親の所有物でもなければ、ペットでもないのです。
一人の人間、ひとつの個性として接しなければ、親であるあなた自身が教育されることになってくるでしょう。
私の親も例に漏れずそういったインディゴにとってあり得ない特徴がありました。
私は再三にわたって何度も何度も私自身がひとつの個性であり、個人としての意思があるものだと逆教育をしてきました。
現在では、だいぶわかってくれているようですが、インディゴがエルダーの親を教育する、というパターンは珍しくないようです。
今現在では、インディゴという概念やエルダーという世代の特徴を理解しているのでわだかまりはありませんが、こういった概念を知っておくだけでもずっとずっと楽になりますよ。
私は別に反抗がしたいわけでなく、理解をして欲しかったんですね。
インディゴの方もそこで悩んでいる人もいるでしょう。
エルダーもインディゴも双方がそこを理解するべきと思い、こうやって記事を書いているというのもあります。
エルダーの方がこの記事を読んでいるようには思えないですが、もし読んでくれているなら、こういう概念もあるのだと、知っておいてお子さんがこれらの特徴に当てはまるのなら、まずは理解するよう努めてあげて下さい。
一人一人が大切な個人であり、個性とはかけがえのない宝物なんですから。